2021年ごろならSPF設定をされていない状態でムームーメールを利用してGmailにメールの送信をおこなってもメールは届いていましたが、2022年ごろからGmail側がセキュリティの強化をされたのか、
Gmailに送信をおこなったメールが相手先のGmailに届かずに、ご自身の元にエラーとして返ってくるようです。
こちらでは
- Gmailに届く対策をおこなっている独自ドメイン
- Gmailに届く対策をおこなっていない独自ドメイン
の2通りでGmailにメールを送信して、対策をしなくて良くなるかを定期的に確認しています。現在の確認状況は2023年11月16日です。現時点では対策が必要です。
Gmailへのメール送信エラー対処説明
ムームーメールからGmailへメールが送れない際の対処法のページに記載されている内容です。ムームーメールからGmailへのメール送信が以下のエラーでできない場合は Google側でのSPFレコードの確認が強化された影響の可能性があります。
※SPFレコードを設定することでSPFによる送信元のドメインの認証が可能になり、送信元のなりすましを防止することができます。
SPFレコードが未設定の状態で以下エラーなどが確認される場合はレコード設定後、送信ができるかお試しください。
※なお、ムームーメール以外のメールサーバーを利用している場合、メールサーバーの提供元でご確認、ご相談をお願いします。
エラー内容について
ムームーメールからGmailにメール(自分自身のGmailアドレス宛です)を送ったところエラーが返ってきました。エラー内容は以下の通りです。
文中のtesuto123.infoはこちらがムームーメールで作成したメールアドレスです。
件名: Undelivered Mail Returned to Sender
送信元 : MAILER-DAEMON@mail-proxy001.muumuu-domain.com
メールの内容を抜粋しています:(自動翻訳で英文を日本語に訳しています)
- 550-5.7.26 This mail is unauthenticated, which poses a security risk to the(550-5.7.26 このメールは認証されていないため、セキュリティ上のリスクが生じます。)
- 550-5.7.26 sender and Gmail users, and has been blocked. The sender must(550-5.7.26 の送信者と Gmail ユーザーがブロックされています。送信者は次のことを行う必要があります)
- 550-5.7.26 authenticate with at least one of SPF or DKIM. For this message,(550-5.7.26 は、SPF または DKIM の少なくとも 1 つで認証します。)
- 550-5.7.26 DKIM checks did not pass and SPF check for [gyousei-yamada.com](このメッセージでは、550-5.7.26 DKIM チェックが通過せず、[tesuto123.info] の SPF チェックが失敗しました。
- did 550-5.7.26 not pass with ip: [IPアドレスが表示されています]. The sender should visit(550-5.7.26 は IP: [163.44.185.91] で合格しませんでした。送信者は訪問する必要があります)
- 550-5.7.26 https://support.google.com/mail/answer/81126#authentication for(550-5.7.26 https://support.google.com/mail/answer/81126#authentication)
SPFレコードとは?
Gmail公式:SPF を使用してなりすましと迷惑メールを防止するページに記載されている内容です。
SPF は標準的なメール認証方式であり、組織のドメインをなりすましから保護し、送信メールが受信サーバーによって迷惑メールに分類されるのを防ぐのに役立ちます。SPF を使用して、ドメインに代わってメールを送信できるメールサーバーを指定します。受信側のメールサーバーは SPF を使用して、受信メールの送信元とされるドメインが偽装されたものではなく、承認済みのサーバーから送信されたことを確認します。
SPF を使用していない場合、組織またはドメインから送信されたメールは、受信メールサーバーによって迷惑メールに分類される可能性が高くなります。
SPFレコード設定方法
メール認証を設定するためSPFレコード設定をおこないます。SPFレコード設定はそれぞれのメールアドレスにおこなうものではなく1つの独自ドメインに1回のみ設定をおこないます。
コントロールパネルにログイン
ムームードメインにログインをおこなっている状態の場合は手順3に移動されてください。「ログイン」をクリックしてください。
ムームーID(メールアドレス)とパスワードを入力しログインをクリックしてください。
ムームーDNSをクリック
コントロールパネルの表示が行われている状態です。左側の項目から「ムームーDNS」をクリックしてください。
ムームーDNSのセットアップ情報変更
ムームーメールで使用されている独自ドメインが表示されている状態です。処理という下の「変更」をクリックしてください。
カスタム設定のセットアップ情報変更ページの表示
カスタム設定のセットアップ情報変更というページが表示されます。一番下に設定2という項目がありますので、そちらに移動します。
SPFレコードの入力
No2の種別の部分で↓をクリックし「TXT」を選択してください。
設定2 □の部分をマウスの左でクリックしたまま、右下に移動させてください。
内容の部分を広げることでコードが入力しやすくなります。
(SPFの設定方法 内容の入力)
No2の内容でv=spf1 include:_spf.muumuu-mail.com ~allを入力もしくはコピーしペーストで貼り付けてください。1行で収まるようにしてください。改行されると機能しない可能性があります。
内容の確認です
設定は以下の通りになります。
サブドメイン | 種別 | 内容 | 優先度 | |
No1 | MX | こちらは元々記載されていたものです。mx01.muumuu-mail.com | こちらは元々記載されていたものです。 50 | |
No2 | TXT | v=spf1 include:_spf.muumuu-mail.com ~all |
設定を保存します
SPFレコードを入力後に「セットアップ情報変更」をクリックしてください。
カスタム設定をセットアップしてもよろしいですか?OKをクリックしてください。
設定完了です
SPFレコード変更の保存をおこなえば終了となります。戻るをクリックされるかブラウザを閉じられても問題はありません。設定の反映までに1時間必要ですので、時間をおいてGmailへ送信できるかお試しください。
SPFレコード設定が完了できたか確認をおこないたい場合
他社のサービスでSPF認証設定の確認をおこなう
以下のURLでご自身の独自ドメインで作成したメールアドレスを入力してスキャンをクリックすると、SPF設定がおこなわれているかを確認できます。
*一部の独自ドメインで作成されたメールアドレスがスキャンできないようです。SPF設定がされていない独自ドメインも確認のためおこなってみましたが
- mail@gyousei-yamada.com(SPF設定をおこなっています)はスキャンができました。
- mail@tesuto123.info(SPF設定をおこなっていない)はスキャンができませんでした。

SPF設定の確認のためGmailにメールを送信してみる
上記で紹介したSPF設定をおこなった後にメールの送信テストをおこなっています。
ご自身が所持されているGmailに送信をおこなった場合、SPF設定がされていないメールアドレスからのメールは受信されません。こちらの検証は2023年9月30日付です。
SPFレコード設定をされていない状態でメールを送信した際にはエラーで戻ってきていましたが、SPFレコード設定後はGmailのメールの受信ができています。
SPFレコード設定をおこなった場合はアイコン画像に人のマークが表示、および送信元の表示がされます。
SPFレコード設定後もGmail宛に送信できない場合
下記内容をご記載の上、ムームードメインのコントロールパネルの「お問い合わせ」よりご連絡ください。
いただいた内容を基に確認のうえご案内いたします。
【Gmail宛にメールが送信できない原因の調査依頼】 ・メール送信日時:●●●●年●●月●●日 ●●時●●分 ・送信元メールアドレス: ・送信先メールアドレス: ・エラー内容全文:
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